不動産証券化の目的にはいろいろなものがあります。もっとも一般的なのは、不動産証券化することで、出資者から資金を募ります。
そして集められた資金を元手にして不動産を取引をしていきます。取得した不動産からの家賃収入などで利益が上がった場合には、それを出資者に還元するというのがもっとも一般的な手法といわれています。
不動産といっても、すでに建設済みの建物もあれば、まだ建物自体は建設されていなくて、これから土地に建物を建設するというケースもあるでしょう。これから開発する土地のために、出資を募るという手法もあります。
このような不動産証券化の手法のことを開発型不動産証券化と呼ぶことがあります。開発型不動産証券化で投資家から資金を集める場合、集められた資金は不動産の開発のために使われることとなります。
ですから従来の不動産証券化とは、性格が異なるところがあります。従来の場合には、すでに利益をが得ることが可能な不動産が証券化の対象となりました。
しかし開発型不動産証券化の場合、その不動産が収益を上げることができるかどうかがはっきりしないところがあります。ですから今までの不動産証券化以上に、将来性を見込んで出資をするかどうかの判断が迫られることになります。
開発型不動産証券化は、特に地方では注目を集めています。地方では自分の地域の活性化のために、都市開発に力を入れているところもたくさんあります。
しかし都市開発をするためには、莫大な資金が欠かせません。自前で資金を確保することは難しいという地域も出てくるでしょう。そこで開発型不動産証券化を活用するのです。証券化をして資金を広く集め、その資金を使って都市開発を行うわけです。